Even though you have gone to heaven, please remember me forever. I love you forever.(2021〜2023)

材料・技法:
各地に埋めた銅鏡を一年後に掘り起こしたもの
作者の涙・呼気・血液で腐食させた銅鏡(プロトタイプ 2012)
これまで縁あった場所、災害が発生した場所、失われた営みの跡地、周縁化されている土地に銅板を埋め、一年後に掘り起こしにその地を訪れます。
再び掘り起こした銅鏡は腐食し、その錆に土地の記憶と時間を映しとります。
また、作品の完成には必ずその場所を再訪し、場所の歴史性と対峙しなければなりません。
時間を切り取り留めおくこと、決して存在しない永遠を願うこと。
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久不相見長毋相忘(久しく相見えず、長く相忘る毋らんことを)とは
表題は吉野ヶ里遺跡(佐賀県)出土の銅鏡に刻まれた銘文より引用。
銘文が記された銅鏡は直径約7.4cm、弥生時代中期後半(約2050年前)に制作されたと見られる。
前漢代の連弧文鏡であり、背面には部分的に朱が付着している。
両腕に35点の貝製腕輪をつけた女性人骨が発見された甕棺墓の口縁部と石蓋の間の粘土目張りからの中から出土した。

(プロトタイプ 2012)

